2014年2月4日火曜日

麻のおまもり

麻の種さんより「おまもり」が入荷しました。


「麻」ってどんな素材なのか知ってますか?
八百屋 お散歩店主、麻の種さんに出会ってから天然素材の大麻に興味をもちました。

去年、栃木県那須にある「大麻博物館」でお話を聞き、麻の種さんに教わった栃木県鹿沼市の大麻を栽培されている「野州麻工房」さんの畑と精麻にする作業を見学させてもらいました。

 

 
 
 
「麻」とは植物表皮の内側にある柔繊維または、葉茎などから採取される繊維の総称です。

現在の日本で麻の名称で流通させて良い繊維の『麻』とは…下記の2種
亜麻”(あま) アマ科1年草→リネン
苧麻”(ちょま)イラクサ科宿根性の多年生→ラミー
※植物の靱皮から採った繊維をフラックスといい、フラックスで作った糸や布をリネンという。

「大麻」はというと『指定外繊維(ヘンプ)』 又は 『指定外繊維(植物系繊維)』の表示
大麻”(たいま)桑科の1年草→ヘンプ

(Wikipedia・BOKENさんのHP参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB_(%E7%B9%8A%E7%B6%AD)
http://www.boken.or.jp/subcontents/fiber_knowledge/linen.html

大麻草は古来から日本人の暮らしの中で衣食住様々な形で活用されてきた天然の資源です。
また穢れを祓う植物といわれ、神聖なものとして扱われています。

現在、国産の麻栽培が減少し、継承していくことが大変厳しい状況になっています。
多くの方に麻を身近なものにして頂き、麻と日本の文化を未来に繋いでいきたい。

栃木県鹿沼産「野州麻」使用

(麻の種さんの案内より)

日本古来の「麻」は大麻の事です。
福井県若狭湾の鳥浜遺跡から一万年前の大麻繊維や種が発見されているそうです。
3か月で3メートルと成長が早く、真っすぐ健やかな成長を願い人名に「麻」が用いられます。
BOKENさんのHPで、大麻の栽培条件に「ヨーロッパでは、冬に植えられることが多い。大麻と輪作すると害虫や病気の発生が少なくなると共に地力が上がり収穫量も増えると言われている。」というのも興味深いです。

布、糸、縄、魚網、帆、下駄の緒、茅葺屋根、麻の実(七味唐辛子)、麻油、紙、
おがら(お盆の迎え火・送り火に使用する茎)
http://blogs.yahoo.co.jp/kokorohachiouji/6296680.html
神事に使用おおぬさ
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20120822
http://ameblo.jp/yoakenoasa/entry-11629084328.html

日本の風土に合っている大麻。

八百屋 お散歩の店内入口に「麻の種さん」から開店祝いの「おまもり」を飾っています。
ご来店の皆様、是非両手でさわってみてください。皆様の心が祓われ気持ちよく帰って頂きたいと願ってます。




麻の種さんが「麻のおまもり」を届けてくれた同日の朝、仕入に佐倉きのこ園へ行き、去年からずっと気になっていた「麻賀多神社」にお参りに行きました。社殿には麻の文様が沢山あり、徳島県阿波→(黒潮)→千葉県房総の安房→(利根川)→栃木県粟野町 と大麻栽培が広がっていった歴史を一日で体感しました。麻の産地であった「総の国(ふさのくに)」下総上総の「総」は麻を表しているそうで、「佐倉」の地名も「麻の倉」が転じてと言われいるそうです。(麻賀多神社案内より)


その他、麻布、調布、粟のつく地名も麻の栽培と関係があると知り、「大麻」は店主の興味が尽きない天然素材なのです。

栽培からおまもりができるまで、「野州麻工房の農家さん」や「麻の種さん」の想いを大切に、当店で扱う天然素材の第一歩として「麻のおまもり」を販売いたします。

八百屋 お散歩では、お野菜や果物、お花、加工品、生活雑貨を少量販売しております♪

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